すみだで夏を締めくくるなら、河内音頭大盆踊り。渋谷から一本で楽しめる錦糸町の夏祭り。

8月28、29日の2日間にわたって開催されるのは、すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り。
河内音頭は、大阪の河内地域発祥で今では全国的に愛されている盆踊りのひとつ。
錦糸町では、1982年から開催されており、今回で第42回を迎える歴史あるイベントです。

会場は首都高7号線の高架下にある竪川親水公園。
錦糸町駅（JR総武線、東京メトロ半蔵門線）から徒歩5分とアクセス良好で、都心開催ならではの好立地で開催されるため、毎年多くの人で賑わいます。

ライブ感あふれる“音頭取り”による生歌・生演奏

河内音頭の盆踊りは、全国各地で開催されていますが錦糸町河内音頭はちょっと特別。
会場で流される河内音頭の音楽は、ほかでは録音の音源を利用することも多いなか、錦糸町河内音頭では「音頭取り」と呼ばれる歌い手の生歌、和太鼓、三味線などの生演奏に合わせて踊ることができるのです。
このようにライブ感の高いイベントであることから「東京下町フェス」とも呼ばれ、発祥の地である大阪など遠方から、この生歌・生演奏を目当てに来られる方もいるのだそう。

踊るつもりがないという方も、この貴重な生歌・生演奏を、立ち並ぶお祭りの屋台とともにフェス感覚で楽しむことができます。

ファンと街が一緒につくる伝統

昨年はコロナ時期を乗り越えて4年ぶりの開催となった河内音頭大盆踊り。いまも変わらず錦糸町の商店街が中心となっての開催ですが、会場周辺の錦糸町のお店、企業が、準備から当日の運営まで、互いに協力しあうことで、伝統あるお祭りを盛り上げています。

さらに、多くの根強いファンの支えもあります。
それを象徴するのが、ステージ上に所せましと飾られる赤い提灯。

この提灯は申し込みさえすれば誰でも飾ることができるため、地元商店や企業にとどまらず、個人のファンの方々が毎年参加されていて、錦糸町河内音頭の代名詞となっています。
提灯の申込は有料ですが、これが盆踊りの運営資金ともなっていて、ファンに支えられての開催であることが強く感じられる景色です。

今年ならではの楽しみ方も

最近はテレビドラマの舞台としても盛り上がりを見せる錦糸町。
錦糸町河内音頭の会場近くには、ドラマの撮影地となった場所もあり、今年の河内音頭は様々な角度から楽しむことができそうです。
水曜・木曜の平日開催ですから、お仕事帰りに立ち寄ることもできます。それこそ、渋谷から一本ですから。


皆様にとって素敵な出逢いとなりますように。

出演者・演目のご紹介

8月28日（水）17:30開始
● 前唄の会（開演前演奏）
演目　：　河内音頭 江州音頭など

●　山中一若丸
演目　：　河内音頭 王将

●　雲竜未衣
演目　：　河内音頭 若き日の龍馬

●　生駒竜也
演目　：　河内音頭 灰神楽三太郎

●　ファミリー博希
演目　：　河内音頭 幡随院長兵衛又は千田川

●　生駒尚子
演目　：　河内音頭 忠太郎ですおっ母さん

●　中西レモン、すずめのティアーズ＆久下惠生
演目　：　江州音頭 難波戦記、　江州音頭 ポリフォニー江州音頭

●　瑞姫
演目　：　河内音頭 河内十人斬り

●　カオリーニョ藤原
演目　：　江州音頭

●　堺家小利貴丸
演目　：　河内音頭 無法松の一生

●　山中一平
演目　：　河内音頭 雷電


8月29日（木）17:30開始
● 前唄の会（開演前演奏）
演目　：　河内音頭 江州音頭など

●　虹友美
演目　：　友美の河内音頭

●　雲竜未衣
演目　：　河内音頭 梅沢一座の立て直し

●　生駒竜也
演目　：　河内音頭 任侠吉良の仁吉

●　ファミリー博希
演目　：　河内音頭 おやなの別れ　河内十人斬り

●　カオリーニョ藤原
演目　：　江州音頭

●　生駒尚子
演目　：　河内音頭 民謡お国めぐり

●　鉄砲博若
演目　：　河内音頭 仲乗り新三

●　堺家小利貴丸
演目　：　河内音頭 浪華遊侠伝明石屋万吉

●　瑞姫
演目　：　河内音頭 櫻川と黒鷲

●　山中一平
演目　：　河内音頭 神崎与五郎東下り箱根の茶屋


※出演順、及び演目は当日変更となることがございます。